スポーツベットアイオー 出金
においては、高速道路に係る国民負担の軽減を図るため、高速道路会社との協定に基づき、会社の経営努力による高速道路の新設等に要する費用の縮減を助長するための仕組みの適正な運用を図っています。
令和5年度においては、「高速道路の新設等に要する費用の縮減に係る助成委員会」を1回開催し、2件の認定を行いました。助成金の交付については、これまでに経営努力要件適合性を認定した案件のうち、助成金交付申請のあった17件について、助成金約10億円を交付しました。
令和5年度における助成金の交付実績
交付先 | 路線名 区間 |
経営努力内容 | 助成金 交付額 |
---|---|---|---|
東日本 高速道路(株) |
北海道横断自動車道黒松内釧路線 余市IC~小樽JCT |
高規格材料を用いたトンネル支保工の開発 | 150百万円 |
上信越自動車道 信濃町IC~上越JCT |
高規格材料を用いたトンネル支保工の開発 | 40百万円 | |
東関東自動車道千葉富津線 木更津南JCT~富津竹岡IC |
高規格材料を用いたトンネル支保工の開発 | 0百万円 | |
常磐自動車道 常磐富岡IC~相馬IC |
早期供用 | 1百万円 | |
常磐自動車道 相馬IC~新地IC |
早期供用 | 4百万円 | |
常磐自動車道 新地IC~山元IC |
早期供用 | 3百万円 | |
東北縦貫自動車道弘前線 福島JCT |
東北道(福島JCT)の早期供用 | 0百万円 | |
東関東自動車道千葉富津線 君津IC~富津竹岡IC |
中央分離帯防護柵の転用による落石防護柵工の縮減 | 28百万円 | |
北陸自動車道 朝日IC~親不知IC |
トンネルインバート設置工事における半断面掘削から全断面掘削への変更に伴う工事期間及びコストの縮減 | 109百万円 | |
一般国道468号 (東京湾横断・木更津東金道路) 茂原長南IC~木更津東IC |
コストオン方式を活用した資材調達の工夫 | 0百万円 | |
中日本 高速道路(株) |
一般国道468号 (首都圏中央連絡自動車道) 海老名北IC~相模原愛川IC |
地元との協議による人道カルバートボックスの統合(廃止) | 3百万円 |
東海北陸自動車道 白鳥IC~飛騨清見IC |
高規格材料を用いたトンネル支保工の開発 | 170百万円 | |
近畿自動車道敦賀線 小浜IC~敦賀JCT |
橋梁から盛土への変更【舞鶴若狭自動車道】(砂防事業との同時施工) | 290百万円 | |
供用路線を横断するカルバートボックスの施工方法の変更 | |||
西日本 高速道路(株) |
九州横断自動車道長崎大分線 長崎芒塚IC~長崎多良見IC |
高規格材料を用いたトンネル支保工の開発 | 122百万円 |
中国縦貫自動車道 佐東IC~美作IC |
半断面工法採用による上下線連結路の削減 | 70百万円 | |
本州四国連絡 高速道路(株) |
一般国道30号 (瀬戸中央自動車道) 児島IC |
関係機関との協議による残土処理の見直し | 4百万円 |
計 | 交付件数:17件(うち、新技術5件) | 993百万円 |
■ 新技術によるもの
※助成金交付額は百万円単位で四捨五入して表示。
高速道路の新設等に要する費用の縮減を助長するための仕組みの概要
スポーツベットアイオー 出金
と高速道路会社が締結している協定には、会社の経営努力による高速道路の新設、改築又は修繕に関する工事に要する費用の縮減を助長するために、スポーツベットアイオー 出金
が会社に助成金を交付する制度が盛り込まれています。
協定第14条には「会社は、その経営努力により高速道路の新設、改築又は修繕に関する工事(修繕に関する工事にあっては、あらかじめ第4条第4項の同意を得たものに限る。以下同じ。)に要する費用を縮減した場合には、スポーツベットアイオー 出金
に対し、スポーツベットアイオー 出金
法第12条第1項第8号に掲げる業務として行われる助成金の交付を申請することができる。(以下略)」と定めています。具体的には、協定に定められた工事ごとに、スポーツベットアイオー 出金
が引き受ける債務の額(実際に工事に要した費用)が助成対象基準額を下回った場合に、助成対象基準額を下回った額のうち、会社の経営努力による費用の縮減と認められるものの5割を、会社に対し助成金として交付しています。
スポーツベットアイオー 出金
では、会社の経営努力を認定し助成金を交付するにあたって、公平性、透明性、客観性を確保する観点から、「助成金交付における経営努力要件適合性の認定に関する運用指針」を制定しています。この運用指針では、経営努力要件適合性の認定基準を規定しており、現場特有の状況に対応するための創意工夫や新たな技術の採用等による費用の縮減を助成の対象としています。
外部の有識者で構成する「高速道路の新設等に要する費用の縮減に係る助成に関する委員会」において、同運用指針に基づき経営努力要件適合性に関する審議を行い、その結果を踏まえて助成金の交付を行っています。
この制度を活用して高速道路の新設、改築又は修繕に関する工事に要する費用の縮減が助長されることにより、債務の返済もより一層進むことになります。
- 高速道路の新設等に要する費用の縮減を助長するための仕組みの概要の詳細はこちら